第33回 Dysmorphologyの夕べ

第33回 Dysmorphologyの夕べ

テーマ 「新しい時代のディスモルフォロジー

 近年、次世代シークエンサー(NGS)などの網羅的ゲノム解析技術を利用したゲノム医療が、がんや生殖医療など様々な分野で急速に広まっています。小児医療の分野では未診断疾患イニシアチブ(IRUD)が大きな成果を上げ、かつては原因不明とされていた患者さんでも原因が特定できるようになりました。われわれ医療者はこれまでに培われた知識を基に、新しい技術や考え方を臨床の現場で活かしていく必要があります。

 今回のディスモルフォロジーの夕べは「新しい時代のディスモルフォロジー」をテーマとして、5人の先生方にご講演をお願いいたしました。この会を通じて新生児科医と遺伝科医の連携を深め、先天異常をもつ患者様とそのご家族にとって最善の医療を提供できるようにしたいと考えています。例年通り夕べの開催となりますが軽食をご用意いたしますので、お気軽にご参加いただければありがたく存じます。

開催概要

日 時 2019年11月27日(水) 18時~20時
会 場 SHIROYAMA HOTEL Kagoshima 2F 第2会場 アメジスト
主 催 日本小児遺伝学会・Dysmorphology の夕べ実行委員会
参加費 無料
取得単位 臨床遺伝専門医制度3単位
実行委員長 清水健司(静岡県立こども病院 遺伝染色体科)
当番世話人 森貞直哉(兵庫県立こども病院 臨床遺伝科)

プログラム

座長 吉橋博史 東京都立小児医療センター 遺伝科
森貞直哉 兵庫県立こども病院 臨床遺伝科

1. 日本小児遺伝学会の目指すもの

黒澤健司 日本小児遺伝学会 理事長
神奈川県立こども医療センター 遺伝科

2. NGS時代の遺伝カウンセリング

川目 裕 東京慈恵会医科大学 遺伝診療部
東北大学 人材育成部門 遺伝子診療支援・遺伝カウンセリング分野

3. 実臨床を支援するソフトウェアとウェブサイト

德富智明 岩手医科大学 臨床遺伝学科

4. ダウン症候群とNF1:最近の知見

二宮伸介 倉敷中央病院 遺伝診療部

5. 新生児科と遺伝科のよりよい連携のために

清水健司 静岡県立こども病院 遺伝染色体科